年度末の見直しの時期だからこそエビデンスを。

1月いく、2月にげる、3月さる…

あっという間のこの時期、既に各学校においては次年度の教育計画や教育課程の編成に取り組んでいらっしゃるところだと思います。「今年は、こうだったから、来年は、こうしよう」と様々な意見が出されることでしょう。

様々な意見が出されること自体、組織を高めていくきっかけになりますが、その上で組織としては、ある程度方向性を意思決定しなければなりません。

 

その際、各学校は、どのように意思決定をされるのでしょうか。

声の大きい人、鶴の一声、多数決、、、色々な決め方はあるでしょうが、ぜひエビデンスを参考にして意思決定をして頂くとよいと思います。

 

エビデンスというと堅苦しいかもしれませんが、今の学級、学校の子どもたちの学力はどの程度なのか、生活上の課題や児童生徒の意識は?といったことを、何となく捉えるのではなく、客観的な実態データによって把握することが、実態にあった取組を生み出すことになります。(何となくが大事な時もあります。)

また、単なる実態把握という意味でのデータ活用だけでなく、指導方法についても、これまでの先行研究はじめ蓄積されたエビデンスを適切に収集するによって、ねらいや効果を見直すことができます。

 

やらなければならないことが山ほどある今の時期だからこそ、データやエビデンスに基づいて意思決定することで、次の深まり、高まりにつながります。

 

「もっとできることはある!」「よりよいものを!」「これってどうなの?」その志が、教育エビデンスによって高まっていきます。